top of page

在宅中心静脈栄養法

中心静脈栄養とは

いわゆる腕からする点滴は、静脈が炎症を起こしてしまうため十分なカロリーを点滴できません。しかし心臓の手前(中心静脈 Central Venous:CV)までカテーテルを留置すると食事とほぼ同等のカロリーを点滴することが可能です。消化管疾患などで経口摂取が困難となった場合、この方法で高カロリー輸液(Intravenous Hyperalimentation)を行い生命を維持することを中心静脈栄養法(Total Parenteral Nutrition:TPN)といいます。

 

CVポートとは

中心静脈栄養カテーテルのまま自宅で点滴することには、カテーテル刺入部からの感染症、血液の逆流によるカテーテル内凝固閉塞、自然抜去などの危険性があり自宅に帰ることができません。このため、皮下に中心静脈(Central Venous:CV)カテーテルとその終端装置(ポート)を埋め込み、点滴は外からポートを針で刺して投与します。これをCVポート(Central Venous access Port)と呼びます。当院でCVポートを造設する際は入院の上、透視下超音波ガイド下に造設しております。

在宅中心静脈栄養法とは

自宅で高カロリー輸液を点滴することを在宅中心静脈栄養法(Home Parenteral Nutrition:HPN)といいます。ご自宅では点滴を送る専用のポンプと専用の輸液ルートを用いることで消化管疾患などで食事が取れない方、抗がん剤を使用している方が家で点滴を行うことが可能となりました。点滴と輸液ルートの交換は基本的に本人、家族におこなっていただきます。医師、看護師もサポートさせていただきます。

 
%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E5%88%BA%E5%
ポートシェーマ.png

下記のページで「在宅医療」をクリックすると在宅中心静脈栄養法を確認できます

 
bottom of page